迷うこと
私はよく迷う。
優柔不断で付和雷同。 それが地の私だと思う。
いつも夕飯に迷って買い物に20分以上かかる。 その迷いどころは果てしなく、
「何を食べようかな」から始まって、
「なんか全部パッとしないな」と挫折し、
「鍋がいいかな」
「具は何にしようかな」
「魚かな肉かな」
「そういえば料理酒あったかな」とだんだん細かくなっていく。
となると最終的に「今日は作らなくてもいいかな」と、何か適当な冷凍食品を食べるのが常だ。
最近では迷わないためにも、スーパーの特売日に水炊きの材料だけ買い込んで7日間食べている。
そんな私なので、日常生活でも日常業務でもよく迷う。
業務では個々人の責任も伴うので、なおさら迷う。 ある決断をするとしよう。まずその決断に対して徹底的に調べることから始める。 特に意識するのは背景で、その決断の目的が明確であるかと、目的に至るその方法は正しいのかという部分の検証に時間がかかってしまう。
何事にも言えることだが、「目的と方法をはき違えるな」と学生時代に耳がタコになるほど言われた。ある種私の信念にもなっている。
そして知識があると、どうしても迷ってしまう場面が増える。 それは正しい選択をしようとするからだ。 正しい選択のために、知識は必要だ。
しかし、それをアウトプットできない時点で、まだ知識を得たことにはなっていないのだ。
「なんとなくマイタケと肉を一緒に買ったほうが良い気がする」
では、誰も賛同してくれないだろう。
「焼肉をするときはマイタケも買おう」
「肉をたれに漬けておくときに、マイタケといっしょにしておくだけで肉が柔らかくなる」
「マイタケもいっしょに漬けられてなおおいしい」
なんかちょっと違う気もするが。 相手に伝わるようにできるようになって、初めて知識を得た、と言える。
知識を得る、という行動には二段階あるということ。
①知る。
②出力する。
それを忘れずに日々精進したい。