かくかきしかじか。

虎穴に入らずんば虎子を得ず。

インターネットの人間たち

インターネット

インターネットと書くと主語がでかすぎるのだけど。 インターネットの世界にいる人間たちって、優秀過ぎませんか…って話。 特に技術の人間たち。

現実

現実でインターネットの共通認識は通用しない。 誰も生産性の向上なんてしようとしていないし、新しい技術のキャッチアップなんてしていない。 同じことを繰り返すだけ。 意味のあることにしようとするだけで、煙たがられる。

インターネットの人間たちが見ている現実世界ってどこにあるの? インターネットと現実世界の人間たちの落差がありすぎて頭がくらくらする。 どっちが私の生きている世界なの?なんでインターネットの常識と現実の常識は交わることができないの?どこに彼らは生きているの?

インターネットの人間たちは自分が映える点しか提供しない。 でもその点をアウトプットできるだけで、すごく優秀なのだと思う。 アウトプットっていうのは、簡単そうに見えてとても難しい。

そもそもインターネット全体を見れば、現実の人間よりも(言い方が悪いけども)下の人間なんて、いくらでもいる。 優秀な人間だって、いくらでもいる。 技術に着目していなくとも、その他の視点でインターネットを見ても同様だろう。 ファッションでも、美術でも、なんでも。

彼らだって、死ぬほどめんどくさいこともやっているはずだ。社内処理のためだけにほとんど無駄な書類を作成したりとか、現状維持に執着する上司を上手に手玉に取るとか。

結局は観測点が違うだけで、現実の人間たちもすごく優秀なのだと思う。 見えていないだけ。

私の知る現実には、インターネットの人間なんていなかった。いや、見えていなかった。現実にインターネットの人間はいるが、それをそれと理解ができていないのだ。インターネットの見せる虚構の上にまんまと乗せられている。

でも見えてしまった。現実が見せない、蟻地獄のような無限の獄を。 インターネットならそれができる。

それでもそれを知ってしまったからには引き返せない。 私は私のために引き金を引こうと思う。

「そうだ、アウトプットの練習をしよう。」 この文章の前にして、そう誓ったのであった。